羽生結弦さん 7年ぶり自叙伝が2月2日発売決定 五輪2連覇までの歩みや苦悩も
フィギュアスケート男子の五輪金メダリストで昨年プロに転向した羽生結弦さん(28)の7年ぶりとなる自叙伝「蒼い炎3-究竟編-」(扶桑社)が、2月2日に発売されることが決まった。税込み1870円。出版元の扶桑社が24日、発表し、2種類のカバー画像も公開された。
「蒼い炎」シリーズはこれまで2巻が刊行されており、合わせて35万部を超えるロングセラー。7年ぶりとなる今回の第3巻は、世界歴代最高得点を連発した2015-16シーズンを終えたオフ時期から始まり、度重なるけがなどの苦悩を乗り越えての18年平昌五輪での2連覇や、20年四大陸選手権で男子史上初のスーパースラムを達成するまでの歩みが描かれている。
副題の「究竟(くきょう)」は究極に達すること、仏教用語の無上を意味する言葉で、ストイックに理想のスケート像を求道している羽生さんのイメージと重なることからつけられた。スポーツライターの折山淑美氏が構成を担当し、羽生さんが語った自身のスケート観や演技の自己分析、深い洞察や逡巡する想いなどがつづられている。
また、カバー写真は2種類あり、〈通常版〉にはスーパースラムを達成した20年四大陸選手権のエキシビション「Hope&Legacy」、〈Amazon&楽天ブックス限定版〉では19年GPファイナルでのエキシビション「ノッテ・ステラータ」が使用され、いずれもカメラマンの浅倉恵子さんによるもの。
また、続編となる「蒼い炎Ⅳ」も今春発売予定で、プロ転向後も歩みを止めることなく羽ばたき続ける羽生さんの姿を追いかけているという。




