高梨沙羅は2本目終了後にスーツ規定違反で失格に 自国開催大会で再び悪夢 W杯蔵王大会

 2回目の飛躍後、さえない表情を見せる高梨沙羅
 2回目の飛躍で着地する高梨沙羅
2枚

 「ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯・個人第13戦」(15日、アリオンテック蔵王シャンツェ)

 18年平昌五輪銅メダリストの高梨沙羅(26)=クラレ=は1本目95メートル、2本目95メートルを飛んだが、2本目終了後、スーツ規定違反で失格となった。今季W杯での高梨のスーツ規定違反失格は初。

 今季まだ表彰台のない高梨。1本目で11位につけ、2本目でジャンプアップを狙ったが、飛距離を伸ばしきれなかった。その後、スーツ規定違反で失格とされた。

 昨年の北京五輪団体戦でスーツ規定違反で失格している高梨。昨年10月の今季海外初戦となったGP大会でも同規定違反で失格となっていた。11月にテレビ番組で「絶対失格にならないように、毎日メジャーメントしてもらって、その試合当日も測ってもらって、『大丈夫だね』と言って行ったんですけど、ダメだった。腕といってもどこを測るのかによっても1センチぐらい変わっちゃう。明確に決めないと誤差が出ちゃう」と訴えていた。不明瞭な測定に対応すべく、試行錯誤を繰り返しているが、自国開催、そしてW杯初優勝を飾った思い出の地で再び悪夢に見舞われた。

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