宇野昌磨 “今季世界最高”100点超え首位発進「今の最大限できた」“ごめん”の仕草も

 熱演する宇野昌磨(撮影・高部洋祐)
 熱演する宇野昌磨(撮影・高部洋祐)
 SPの演技を終え、スタンドに向かって両手を合わせる宇野昌磨(撮影・高部洋祐)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(23日、東和薬品ラクタブドーム)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、4組3番目の21番で、世界王者の宇野昌磨(25)=トヨタ自動車=が登場。100・45点で大差の首位発進を決めた。ISU非公認ながら、シーズンベストで今季世界最高点である99・99点を上回った。

 冒頭の4回転フリップを流れるように着氷し、3・14点の加点を獲得。4回転-3回転の予定だった連続のトーループは4回転-2回転となったが、SP「グラビティ」の世界観を表現した。演技後は両手を合わせてステファン・ランビエル・コーチの方を見て“ごめん”の仕草も見せた。

 「自分の最高のコンディションと比べると、できなかったことはたくさんあるけど、今の最大限はできた」と宇野。演技後の“謝罪”については「シットスピンが今年ずっとレベル3だった。数を間違えてしまってすみませんという気持ちが出た」と説明。「でもすごくいい演技」と振り返った。

 初優勝した今月のGPファイナル後も「充実した練習ができている」と話していた宇野。3年ぶり5度目の優勝へ、好発進を決めた。

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