競泳・本多灯「お小遣い稼ぎには行きたかった」開催中の世界短水路選手権にジョーク

 競泳で東京五輪男子200メートルバタフライ銀メダルの本多灯(日大)が16日、都内での強化合宿中に取材に応じた。

 王者の余裕?を漂わせた。10月に行われた日本短水路選手権の同種目で1分46秒85の世界新記録を樹立。現在行われている世界短水路選手権(メルボルン)の同種目の優勝タイムは1分48秒27と、出場していれば圧勝だった。

 「賞金が出ているのでお小遣い稼ぎには行きたかった。欲しいものはないけど貯金の額が増えればな。でも自分の目標をかなえる方が価値も意味も深いので。出たかったとは思っていないです」と冗談を交えて、笑い飛ばした。

 本多は「12月は強化していく方針が1番。パリ五輪で金メダルを取る目標を考えた時に最善」と冬場の強化を優先して世界短水路選手権の出場は辞退。来年1月20~22日に行われる北島康介杯(東京辰巳国際水泳場)が新年初戦となる予定。「(東京五輪金メダルの)クリストフ・ミラクには近づけている。2023年こそ大事な年。どこまでタイムを縮められるか。(長水路で)1分51秒台を出せるように強化して、パリ五輪で勝負を仕かけられるようにしたい」とさらなる飛躍を誓った。

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