競泳・花車優がドイツ単身武者修行「海外生活するのは経験値。パリ五輪もあるので」

 競泳の世界選手権男子200メートル平泳ぎ銀メダルの花車優(22)=キッコーマン=が16日、都内で行われた強化合宿中に取材に応じた。来年1月10~31日に単身でドイツへ武者修行に出ることを告白。福岡で開催される世界選手権(来年7月)メダル獲得へ向けて、プランを思い描いた。

 コーチの平井伯昌氏(59)を介して合宿が決定。昨夏の東京五輪に出場した選手が在籍するチームに混ざって練習を行う。「自分の力で海外生活するのは経験値になる。いろんな刺激入れることができたら。パリ五輪もあるので、ヨーロッパの生活に慣れておくのもある」と狙いを語った。

 1人での海外旅行も経験はないため、単身は人生初。ただ「英語ならコミュニケーションは問題ない。そこに不安はない」と頼もしかった。ただ、ドイツ語はまだ勉強していないといい「おはよう、こんにちは、ありがとうぐらいしか分かんない。ドイツ語しかしゃべれない選手がいるとまずい。勉強していきます」と笑い飛ばした。

 28、29日に現地で行われる大会に出場してから帰国予定。新年の国内初戦は2023年度の選考会を兼ねる日本選手権(4月4~9日、東京アクアティクスセンター)となる。元世界記録保持者の渡辺一平(TOYOTA)がケガから復帰して、男子200メートル平泳ぎ“お家芸”の代表争いはさらに激化する。花車は「強化してどんどんベストを更新していくだけ。ライバルたちに勝てたら。(選考会も)自分の経験、平井先生の経験を話し合って、練習計画を立てていけば大丈夫。もう一回、世界水泳でメダルが取れるように頑張りたい」と気合を込めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス