日本相撲協会は１日、東京・両国国技館で定例理事会を開き、安治川親方（元関脇安美錦）が同日付で伊勢ケ浜部屋から独立し、安治川部屋を新設することを承認したと発表した。伊勢ケ浜部屋から転属する力士は、安治川親方のおいで九州場所が初土俵だった桜庭の１人。当面は東京都都江東区千田に仮住まいで部屋を構え、来年７月１日から同区石島に転居する予定。
安治川親方は、技巧派力士として幕内通算９７場所で殊勲賞４回、敢闘賞２回、技能賞６回、金星８個を獲得するなど、２０年近く活躍。１９年名古屋場所で現役引退後は、伊勢ケ浜部屋の部屋付き親方として、横綱照ノ富士ら後進の指導にあたっていた。
