平野歩夢 東京五輪以来のスケートボード実戦 貫禄1位通過も「ちょっとひやひや」

 パーク男子予選に出場した平野
 パーク男子予選に出場した平野(左)
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 「スケートボード・日本選手権」(25日、村上市スケートパーク)

 パーク男子予選が行われた。2月の北京五輪スノーボード・ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢(23)=TOKIOインカラミ=が60・83点で1位通過。スケートボードでは東京五輪以来477日ぶりの実戦を飾った。

 スピード感あふれる滑りで地元・村上を魅了した。45秒間の間に技を自由に繰り出すランを2回行い、高い方の点数で競う予選。24日の公式練習で転倒していた技も成功させ、出場選手の中で唯一の60点台をマーク。ノーミス演技で滑り終えると、クールな王者の頰が少し緩んだ。

 2日前の練習中に右膝を負傷して「歩くのもつらいぐらい」の状態だったという。それでも準決勝に駒を進め「やるからにはやっぱり自分のベストを出せたらなと。予選はちょっとひやひやしました」と振り返った。

 14年ソチ五輪、18年平昌五輪で銀メダル、北京五輪では悲願の金メダルを獲得。昨夏の東京五輪はスケートボード・パーク男子で出場し、夏冬両五輪の“二刀流”を達成した。

 準決勝、決勝は27日。シードで予選を免除されていた昨年覇者の笹岡建介(23)や、Xゲーム千葉大会で4位だった永原悠路(ALUT)ら実力者が登場する。

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