朝乃山が初黒星「切り替えないと上には行けない」関取復帰へ残り1番

 玉正鳳(右)にはたき込みで敗れ、5勝1敗となった朝乃山(撮影・佐藤厚)
 玉正鳳(右)にはたき込みで敗れ、5勝1敗となった朝乃山(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲九州場所・11日目」(23日、福岡国際センター)

 元大関の幕下朝乃山(高砂)は玉正鳳(片男波)にはたき込まれて今場所初黒星を喫し、5勝1敗となった。鋭く踏み込んで押していったが、相手のはたきに足が止まらず、土俵の外へ。「アゴが上がって上体が反ってしまい、相手の引きについていってしまったのがダメだった。土俵際の詰めが甘かった」と敗因を挙げた。

 先場所と同じ5連勝で臨んだ六番相撲での黒星。7戦全勝を目標に掲げていただけに「文句なしで上がりたかった」と悔しがった。それでも、先場所はショックで姿を見せなかった、敗れた直後のリモート取材にも対応。「負けたことはすごく悔しいが、もう一番ある。切り替えないと上には行けないので。大丈夫です」と冷静で「しっかり切り替えて、悔いのないように自分の相撲を取り切りたい」と七番相撲に目を向けた。

 6勝目を挙げれば関取復帰に大きく近づくが、5勝では厳しい状況。最後に勝負の一番を迎えることになった。

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