2位発進の宇野昌磨 転倒は「着氷だけ失敗した」 フリーへ「練習を気持ち1つで無に返さぬように」
「フィギュアスケート・NHK杯」(18日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、連覇を狙う世界王者の宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=は、4回転トーループで転倒し、91・66点で2位発進となった。GP初戦のフランス大会2位の山本草太(22)=中京大=は自己ベストの96・49点をマークし、首位発進を決めた。
宇野は冒頭で前日練習で「面白くない」と試行錯誤を明かしていた4回転フリップをきっちり決めたが、続く4回転トーループで転倒。連続ジャンプにできなかった。最後のトリプルアクセルは成功したが、首位には届かなかった。
演技後は「フリップに関しては成功しましたけれど、今までの経験で乗り切った。前に進める成功ではないですけど、長年のキャリアの賜物かな。その分トーループ失敗は出ましたけど、いい跳び方で着氷だけ失敗した」と、分析した。
フリーに向けて「どんな状態でも毎日欠かさず練習してきた。練習してきたことを気持ち1つで無に返してしまわぬようにしたい」と、見据えた。