芝田山広報部長が「25歳前後の若手」に期待 照ノ富士休場には「しっかり治して復帰して」

 日本相撲協会は11日、大相撲九州場所(13日初日、福岡国際センター)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。

 10月18日に両膝を手術した横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)は、休場することが決定。電話取材に応じた広報部長の芝田山親方(元横綱大乃国)は「手術した段階で(膝の)両方をやっているわけだし、そう簡単に出てくる状況にはないよね。しっかり治して復帰してもらいたい。どこまで復活できるかということが心配なことですよね」と回復を願った。

 1年の締めくくりとなる今場所は48年ぶりに3関脇4小結がそろった。期待する力士に挙げたのは「三役以下の25歳前後の若手」。具体的な名前は明かさなかったが、該当するのは関脇豊昇龍(23)=立浪、関脇若隆景(27)=荒汐、小結霧馬山(26)=陸奥、西前頭筆頭の琴ノ若(24)=佐渡ヶ嶽=だ。

 若隆景は先場所11勝を挙げ、大関取りの足固めへ重要となる今場所。さらに現在49勝でトップの年間最多勝もかかっている。豊昇龍は春場所に新三役となり、今年ここまでの5場所は全て勝ち越している。芝田山親方は「『お。こいつそろそろ抜けてくるんじゃないか』と足固めしてくような取組になってもらえれば。若手の中のできがいいのが将来の大関、横綱を目指すというような存在がしっかり相撲を取って、自分の相撲で成績を残していってもらいたい。単なる勝ちだけにこだわるんじゃなくて自分の相撲を作って上を目指してもらいたい」と期待した。

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