本田真凜「靴を履いている時から足が震えて」8年連続全日本切符つかみ「ホッとした」

 FSで優雅に演技する本田真凜(撮影・開出牧)
 FSで優雅に演技する本田真凜(撮影・開出牧)
 FSで優雅に演技する本田真凜(撮影・開出牧)
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 「フィギュアスケート・東日本選手権」(5日、ALSOKぐんまアリーナ)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)6位の本田真凜(JAL)は合計148・97点の6位。上位7人が進む8年連続の全日本選手権の切符をつかんだ。

 得点、そして順位を確認した本田は、胸に手をあて、安どの表情を浮かべた。「本当にホッとしました。よかったです」。自らの手で、地元・大阪での全日本選手権進出を決めた。

 演技は冒頭のループジャンプが2回転になるなど苦戦しながらも、転倒などの大きなミスはなし。「最初失敗したので、直前の6分間練習で良かっただけに、どうしようって思ったけど…。今までの経験を生かして、ここからもう1回スタートだって切り替えてできたのが良かった」と笑顔でうなずいた。

 「靴を履いている時から足が震えているのを感じていた」というほどの緊張感だったが、丁寧な滑りで魅了。「最後まで、表情でも、ステップも、スピンも。昨日スピンで点数を落としていたので、意識して、最後の最後まで全力で。この何点かで(勝負が決まる)って考えてやった」。結果的に、7位とはわずか1・87点差。8位とは約9点差だったが、その数点が明暗を分けた可能性もあった。

 年末の全日本選手権へ向けては「今回は通過が一番の目標にしてきたので、あとは楽しみにしながら一生懸命練習して良い状態に持っていくことをしたい」。胸をなで下ろし、先を見つめた。

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