戻ってきたロコ・ソラーレ 1勝1敗 米国に競り負けるも香港には圧勝

 「カーリング・パンコンチネンタル選手権」(10月31日、カルガリー)

 世界選手権出場枠を懸けた大会が開幕して1次リーグが行われ、女子日本代表で北京冬季五輪銀メダルのロコ・ソラーレは米国に延長の末、7-8で敗れたが、香港には15-1で圧勝して1勝1敗とした。男子のSC軽井沢クは韓国に5-7で競り負けた。

 アジアとオセアニア、米大陸から女子9、男子8カ国・地域が参加。総当たりで争われる1次リーグの上位4チームが準決勝に進む。女子は5位まで、男子は開催国枠を持つカナダを除いた上位4チームが来年の世界選手権の出場枠を獲得する。

 北京五輪で銀メダルのロコ・ソラーレが国際舞台に戻ってきた。初戦の米国戦こそ延長の末に敗れたが、スキップの藤沢は「後半の粘り強さは出せた」と手応えを口にした。続く香港戦ではきっちり立て直し、15点を奪う圧勝で地力を示した。

 米国戦は曲がりの大きい氷に苦慮した。3-3で迎えた第7エンドに吉田知、藤沢のショットが精度を欠いて4失点したが、気持ちは切れなかった。相手のミスに乗じ、不利な先攻の第9、10エンドに連続スチールして延長に持ち込む。最後は競り負けたものの、藤沢は「たくさんのショットを投げることができたのは収穫だった」と余裕を見せた。

 従来のパシフィック・アジア選手権と米大陸の大会を統合して新設された今大会。吉田知が「世界が注目する」と心待ちにした力試しの場で再び輝けるか。

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