バレーボール男子の石川祐希（２６）＝ミラノ＝が１５日、イタリア１部リーグ・ミラノでのシーズン開幕に向け、オンラインで報道陣の取材に応じた。８季目となるイタリアでの挑戦へ、「今後僕のキャリアにとって、とても重要な鍵になるシーズン。強い意志、覚悟を持って取り組んでいきます」と意気込んだ。

　直近の世界選手権で日本は東京五輪金メダルのフランスに２－３で惜敗。「フランス相手にいい試合ができた」とうなずいたが、「フルセットで負けてしまい非常に悔しい。今後最後１点を取りきる力が必要になってくる」と課題も掲げた。

　今後に向けては、「一つレベルの高い試合を勝つことがこれからの成長のために必要」と強調。イタリアでの新シーズンへ、「今季はトップ４以外のチームもレベルが高くなるので、そういう試合がたくさんできる」と、思い描いた。

　７月に捻挫した左足首については、「まだ完全には治っていない」と炎症が残っていることを明かしたが、「プレーに影響はないのでそこまで心配はしていません」と説明した。石川は１６日に日本を出発。１０月２日に新シーズンの初戦を迎える。