東大生力士・須山は白星スタート 卒論は「場所が終わったら始めないと」

 綿谷(右)を突き出しで下す須山(撮影・佐々木彰尚)
 デビュー2場所目を白星で滑り出した須山(撮影・佐々木彰尚)
 デビュー2場所目を白星で滑り出した須山(撮影・佐々木彰尚)
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 「大相撲秋場所・2日目」(12日、両国国技館)

 現役東大生力士の序二段須山(木瀬)は綿谷(荒汐)を突き出し、デビュー2場所目を白星で滑り出した。頭で当たって左でおっつけると、左に回って相手の体勢を崩し、回転のいい突っ張りで突き出した。

 快勝のスタートに「しっかり前に出られてよかった」と納得顔。「優勝目指して頑張ります。三段目に上がれるように」と意気込んだ。

 体重は現在113キロ。暑さで食欲がわきづらく「最近ちょっと伸び幅が小さくなくなっている。体作りをもうちょっと力を入れないと」と課題に挙げる。兄弟子の宇良にも増量法を質問。「『いっぱい食べられない時は、小分けに食事回数を増やして』とアドバイスをいただきました。とにかくたくさんカロリーを取れるように」と、助言を参考に取り組んでいる。

 大学は夏休み中。前期の単位は順調に取得したという。卒業論文の構想を固めることが当面の課題。「場所が終わったら始めないとなと思っています」と、二足のわらじで奮闘を続ける。

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