「カーリング・アドヴィックス・カップ」（１０日、アドヴィックス常呂カーリングホール）

　女子準決勝が行われ、北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが大学選抜に７－３で勝利し、１１日の決勝進出を果たした。

　前週のアルゴグラフィックス・カップの準決勝で敗れた相手に、今度は主導権を握らせなかった。ロコ・ソラーレは第２エンドで３点のビッグエンドを作ると、第４エンドでも再び３点を奪って、前半終了時点で６－１と大幅リード。第６エンドで１点のスチールを許したが、第７エンドで１点を奪い返して勝負を決めた。

　セカンドの鈴木夕湖も「前回は相手のスタイルも分からなかった。そういう所も反省したのと、今回はしっかり上げてこられた」と納得の表情だった。

　決勝はフォルティウスと今季初対戦する。昨年の北京五輪代表を目指す日本代表決定戦では最後まで争ったライバルとの対戦に、スキップの藤沢五月は「昨シーズンオリンピックの代表をかけて戦ったチームでもありますし、お互い切磋琢磨（せっさたくま）してレベルアップしているチームの一つでもある。いいショットの決勝戦ができればいいかなと思います」と意気込んだ。