朝乃山が昨年学生横綱・川副のデビュー戦相手に 大相撲秋場所2日目に対戦

 11日に初日を迎える大相撲秋場所(両国国技館)で、元大関の幕下朝乃山(高砂)と昨年の学生横綱で幕下15枚目格付け出しデビューする川副(宮城野)が、2日目に対戦することが決まった。大相撲公式ファンクラブのサイトで、10日までに取組表が公開された。

 日大出身の川副は、166センチ、110キロの小兵ながら学生横綱に輝いた逸材。師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)から「『小さい白鵬』を見ているような。相撲がうまいし、バネもある」と大きな期待をかけられている。

 朝乃山は新型コロナウイルス感染対策ガイドライン違反による6場所出場停止処分から復帰した名古屋場所で、7戦全勝で三段目優勝。東幕下15枚目で臨む秋場所も全勝なら、九州場所で優先的に十両昇進の内規を満たす。

 川副は8月の新弟子検査の際「朝乃山さんが(番付が)めちゃくちゃ近い。もしかしたら初日なので、気合を入れて。胸を借りるつもりで、でも倒しに行きますけど。ワクワクはしてますね。やってみたい気持ちの方が強い」と話していた。関取復帰を目指す元大関と今場所デビューの有望株。一番相撲でいきなり注目の取組が実現することになった。

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