B2香川 今季初対外試合でB1島根に完敗 児玉主将「課題が多く残る試合」

 「Bリーグ・プレシーズンマッチ、島根(B1)100-55香川(B2)」(4日、三豊市総合体育館)

 昨季B2西地区を制した香川が、今季初の対外試合に臨んだ。

 昨季B1西地区2位の強豪・島根相手に、序盤からペースを握られた。昨季Bリーグベスト5にも選出された安藤に7本のスリーポイントを決められ、豪州代表として東京五輪にも出場したケイにも21点を許した。香川の石川HCは「あれだけ簡単にシュートを打たれていては」と反省を促しつつ、「もっとやらなきゃいけない、と肌で感じられたことは大きな収穫」と、敗戦にも前を向いた。

 新加入のイギリス代表ヘソンや、豪州代表のヴァーグを欠いた中で、攻撃面でも苦しんだが、得点差が開いた中でも積極性を見せ続けた。主将の児玉も「シュートを決めきるところにレベルの差を感じたが、みんながどうすればいいか、と、ポジティブな思考になれている」と、落ち込んだ様子はない。

 今月30日のリーグ開幕まで1カ月を切った。「課題が多く残る試合だった。B1上位チームの力を感じられたことをプラスに変えなければいけない」と児玉。あと一歩まで迫った悲願のB1昇格へ、強い決意で臨む。

 また試合後には昨季限りで現役を引退した、香川出身・安部の引退セレモニーが実施された。「香川ではいろんな経験をして、準備することの大切さを学んできました。本当に応援ありがとうございました」と、声を詰まらせた。今後はプロのバスケットコーチとして活動していくという。

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