山口茜 女子シングルス日本勢初の連覇達成「ぐっとくるものが」バド世界選手権

 女子シングルス決勝でプレーする山口茜(代表撮影)
 女子シングルス決勝でプレーする山口茜(代表撮影)
 女子シングルス決勝でプレーする山口茜(代表撮影)
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 「バドミントン・世界選手権」(28日、東京体育館)

 女子シングルス決勝が行われた。前回大会女王の山口茜(25)=春館製薬所=が、昨夏の東京五輪金メダルの陳雨菲(中国)に、2-1(21-12、10-21、21-14)で勝利し、同種目で日本勢初となる連覇を達成した。また18、19年大会を制した男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)、女子ダブルスの永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)以来、日本勢3度目の快挙となった。

 「ぐっとくるものがあった。日本の世界選手権で1番いい結果を得ることができてうれしい。緊張感のある中で集中できたことは収穫」

 山口は第1ゲームからエンジン全開。ふわりと落ちるヘアピンショットを見せたかと思うと、その次にはジャンプスマッシュを3連発。あっという間に得点を重ね、第1ゲームを9点差で先取した。

 第2ゲームは「攻め急いだ」と流れをつかめずミスもあったが、「反省してファイナルゲームで立て直すことができた」と第3ゲームは序盤から7連続得点。一気に突き放し、勝負を決めた。

 昨夏の東京五輪は、16年リオデジャネイロ五輪に続く8強止まり。自国開催の舞台は独特の緊張を感じ「自分を貫けなかった」と悔やんだ。

 日本初開催でリベンジの意味も強い世界選手権。3年ぶりの有観客の声援を全身で受け止め「応援していただいたのが力になった。前向きにいられる要因になった」と山口。次の目標は24年パリ五輪の頂点だ。

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