非五輪種目も7年ぶりVの馬淵優佳 瀬戸と夫婦五輪へは「壁高くて厚い」も「結果的に一緒に出られたら」
「飛び込み・日本選手権」(7日、日環アリーナ栃木)
非五輪種目の女子1メートル板飛び込みが行われた。昨年12月に現役復帰した馬淵優佳(27)=ミキハウス=が242・90点で、2015年以来7年ぶり3度目の優勝を果たした。
「久しぶりに優勝できてうれしい気持ちもあるが、もっとダイナミックな演技をすることが目標だったので悔しい。この気持ちをいい意味で、次に向けて頑張る糧にしたい」。
1本目からトップに立つと、長身を生かした美しい飛び込みで得点を加算。大きなミスなく5本全ての演技をまとめ、首位を守り抜いた。
17年5月に競泳の瀬戸大也と結婚。同年8月に競技を引退したが、出産を経て21年12月に電撃復帰した。現在は栃木県を拠点に2児の“ママアスリート”として育児と、週5~6日の練習を両立させる。
5日に行われた3メートル板飛び込みで4位、同シンクロでも2位、この日も日本の頂点に立ち、7年ぶりの日本選手権を好成績で終えた馬淵。今後はさらなるレベルアップを目指して新技の挑戦や、シンクロ板飛び込みにも注力していく。
夫婦での24年パリ五輪出場にも期待がかかるが「自分はまだまだ壁が高くて厚い。五輪への道のりは簡単じゃない。結果的に一緒に出られたらという思いもあるが、自分のやりたいことがサポートのおかげでできている。何か結果として皆さまにお見せできたら」と語った。





