プロ転向の羽生結弦 世界のスケーターが門出を祝福 憧れのプルシェンコ「史上最大のスター、幸運を」

 フィギュアスケート男子で、14年ソチ五輪、18年平昌五輪2連覇の羽生結弦(27)=ANA=が19日、都内で会見し、競技の第一線から退くことを表明した。今後はプロスケーターとして活動していく。

 世界のフィギュアシーンをけん引してきた稀代のスター選手の新たな門出を、各国の選手、関係者が祝福した。羽生が憧れた06年トリノ五輪金メダリストの“皇帝”エフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)は自身のインスタグラムでアイスショーで共演した際の様子の動画とともに「フィギュアスケート史上最大のスター、羽生結弦選手が引退を発表したことを知った。彼がフィギュアスケートをしてくれたことに感謝します。彼のプロキャリアでの幸運を祈りたい。友達のユヅルさん。未来に幸運を」と、功績をたたえ、祝福した。

 同じく羽生が憧れたジョニー・ウィア(米国)も「素晴らしい競技おめでとう ゆづくん あなたはあなたの精神、才能、決意で世界中の多くの人にインスピレーションを与えました。あなたのプロとしてのパフォーマンスが待ちきれない」と、思いを綴った。

 18年平昌五輪女子銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)もインスタグラムで「レジェンド、引退おめでとう」と、ねぎらいの言葉を寄せた。

 日本で同世代として銀盤を彩った村上佳菜子氏は「ゆづさま、ゆづさま。また新しいフィギュアスケートの魅せ方を作り上げてくれるんだ!と楽しみになる会見でした。羽生さんらしいです」と綴り、「大会に出る立場の時は沢山のことを我慢しなきゃいけなかったり、犠牲にしなきゃいけない事があったと思うけど、ここからは、ゆづが思うスケートを見せながらも、一度しかないこの人生を思う存分に楽しんでほしいです。同い年で一緒に大会に出られて光栄でした!これからの人生楽しもうね!!」と、呼びかけた。

 元世界女王の安藤美姫氏も「“これからも輝き続けてくさだい”」と、エールを送った。

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