西山雄介が2回目マラソンで13位 大健闘も「前との勝負を肝心な所でできなかった」
「陸上・世界選手権」(17日、ユージン)
男子マラソン決勝が行われ、西山雄介(27)=トヨタ自動車=が2時間8分35秒で13位、星岳(23)=コニカミノルタ=が38位だった。エチオピアのトラ(エチオピア)は2時間5分36秒で優勝した。
14キロを3周する周回コース。日本勢2人は中盤まで先頭集団につけたが、星岳が30キロ手前、西山が31キロ地点で遅れ始めた。
粘りの走りを見せた西山は、「30キロで(レースが)動くのはある程度分かってた。集団の前で構えてたんですけど、それまでの小刻みなペースの変動で足を使ってしまった。少しきつかった」と汗をぬぐった。
「一番は前との勝負を肝心な所できなかったのが課題」と振り返った。「世界の壁はまだまだ高い。もっと上を目指していかないといけない。上だけを見て世界と戦えるように、パリに向けて頑張っていきたい」と2年後の五輪出場を見据えた。
西山は2月の別府大分毎日マラソン(大分)で初マラソンながら、2時間7分47秒で初優勝。星も2月の大阪マラソン・びわ湖毎日マラソン統合大会(大阪)で初マラソンで日本人最高となる2時間7分31秒で初優勝を果たした。
男子マラソン代表で日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)は、妻で女子マラソン代表の一山麻緒(資生堂)とともに試合前の新型コロナウイルスの検査で陽性となり、欠場となった。





