ジョセフHC 選手層の拡大に収穫 SO李、SH斎藤「すごく頑張った」

 「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本15-20フランス」(9日、国立競技場)

 日本代表(世界ランキング10位)がフランス代表(同3位)とのテストマッチ第2戦に15-20で逆転負けし、歴史的勝利を逃した。

 一番の収穫は選手層の拡大だった。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(52=HC)は「自分たちは新しいチームとして新しい選手をたくさん入れてチーム作りをしてきました。若い選手にたくさん経験を積ませていくことができた」と今夏のテストマッチ4戦に手応えを強調した。

 特にSOでは松田力也(28)=埼玉=が負傷、山沢拓也(27)=埼玉=は新型コロナ感染により離脱。SHでも流大(29)=東京SG=がコンディション不良で不在だった。

 ピンチはチャンス。司令塔に抜てきした21歳の李がフランス相手に2試合連続先発で躍動。SHでは第2戦で24歳の斎藤が李との若手ハーフ団で強敵に対峙(たいじ)した。ジョセフHCは「9、10番はすごく頑張った。ステップアップして前に進んでいける」と今後もメンバー争いに絡ませていく。

 既存の戦力では3戦連続先発のリーチを「チームのために頑張ってくれた」とたたえた。19年W杯以来の復帰となった堀江についても「常に一貫性あるプレーをしている」と絶賛。「バランスが取れたチームになった」と若手とベテランの融合も進んだ。「W杯は来年に迫ってきているが、まだ時間はある」と指揮官。19年W杯で敗因の一つとなった選手層をさらに厚くしていく。

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