世界陸上代表を追加発表 7割が初出場 「チャレンジングなチーム」新リレー侍も期待

 日本陸上連盟は1日、15日開幕の世界選手権(米オレゴン州)の代表を追加で発表した。既に内定していた男子短距離のサニブラウン・ハキーム(23)=タンブルウィードTC=ら27人に加え、新たに計37人が代表入り。日本陸連によれば総勢64人のうち約7割にあたる45人が初出場となるが、オンラインで取材に応じた山崎一彦強化委員長は「フレッシュなチームとなり、(東京)五輪が終わった直後としては強化のしがいがある選手たちと言っていい」と期待を込めた。

 3大会連続のメダルを目指す男子400メートルリレーも大きく顔ぶれが変わる。エースのサニブラウンに加え、100メートルで標準記録を突破した坂井隆一郎(大阪ガス)、200メートルの小池祐貴(27)、上山紘輝(23)=ともに住友電工、さらにリレー代表の柳田大輝(18)=東洋大、鈴木涼太(23)=スズキ=という6人の陣容となった。

 東京五輪代表の桐生祥秀(日本生命)、山縣亮太(セイコー)、多田修平(住友電工)ら実績ある選手が外れたが、山崎強化委員長は「新しい選手たちがこの世界選手権でチャレンジして、パリに向けては(今回不在の)ベテラン勢が加入すると、(五輪本番では新旧が合わさった)最高のチームが組めるのでは。安心感のある選手というより、チャレンジングなチームになるのかな」と若手の爆発力に期待した。

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