32歳の高安 驚異のスタミナ健在「若さ負けしないように頑張りました」

 熱のこもった稽古を行う高安(左)と琴ノ若(代表撮影)
 稽古で琴ノ若(右)を攻める高安(代表撮影)
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 大相撲の幕内高安(田子ノ浦)が15日、千葉県松戸市の佐渡ケ獄部屋に出稽古に訪れた。参加した関取衆4人では最多の27番とって17勝10敗。32歳の元大関は「そんなにとったんですか。若さ負けしないように頑張りました」と貫禄を見せた。

 琴ノ若との三番稽古は18番を数えたが、先に息があがったのは24歳の琴ノ若の方。驚異のスタミナは健在で「やせ我慢です。息があがってないふり」と冗談めかす余裕もあった。

 2年ぶりに出稽古が解禁となった6日から3部屋目の訪問と、最大限に活用。初優勝にあと一歩と迫った春場所から一転、夏場所は6勝9敗と負け越しただけに、名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けた調整にも熱が入る。「上がれば上がっただけ、上限はないですね。作るだけ作って、体張らせて、いい状態で名古屋場所に入りたい」と気合をみなぎらせた。

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