セーリング五輪代表、DMで前澤友作氏に支援要請 「夢を応援する方」活動資金不足で

 パリ五輪挑戦の意向を示した(左から)高橋稜レオ、山崎アンナ、高野芹奈、森嶋ティモシー
 パリ五輪挑戦の意向を表明した山崎(左)と高野
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 セーリング女子49erFX級で東京五輪18位の山崎アンナ(22)=日体大院、高野芹奈(22)=関大=組が10日、都内で会見を行い、24年パリ五輪を目指す意向を示した。東京五輪までは企業の支援を受けていたものの、スポンサー契約が終了。資金不足のため学業、練習と並行して資金獲得の営業活動も行っており、ZOZO創業者の実業家・前澤友作氏(46)にもダイレクトメッセージ(DM)で支援を呼びかけたことを明かした。

 セーリングは年間2000万円ほどの活動費用が必要で、新たに船を買うには500万円、海外遠征も1回につき100万円以上がかかる。現在は2人で貯金を切り崩しながら競技を続けているが、既に限界。山崎は「パリに向けては追い風というようより、自分たちで風を吹かせる覚悟で出発した。お金が必要だが、コツコツ(支援元を)見つけられるように」と語った。

 競技活動の合間をぬって、スポンサー探しに奔走している。2人で支援元候補をピックアップし、メールや電話で40件以上の相手に直談判。面談まで進んだケースもあるが、大きな成約には至っていない。

 また、SNSでも支援元になってくれそうな個人や企業に対し、約70件、DMを使って支援を呼びかけている。前澤氏には今年4月に長文のラブコールを送ったが、現時点では既読になっていないという。日本女子初の五輪決勝レース進出を目指している2人は「前澤さんは夢を応援している方。私たちも夢を追っているので、そういう点では共通点があるのかなと。ダメ元で(DMを)送ったが、サポートしてくれたら泣いて喜びます」と手を合わせていた。

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