消えたニューイヤー駅伝優勝旗 富士通負担で新規制作 完成後初優勝したホンダに譲渡
日本実業団陸上競技連合は26日、オンラインで理事会を開き、昨年1月の全日本実業団対抗駅伝制覇の富士通が保管していた優勝旗が所在不明になっている問題で、同様の優勝旗を作製すると発表した。連合によると、費用は申し出た富士通が負担する。出来上がった後、今年1月の大会で初優勝したホンダに渡す。
旗は縦106センチ、横115センチ。12年ぶり3度目の優勝を飾った富士通は昨年11月に優勝旗を日本実業団陸上競技連合に返還するための準備を始めたところ、保管ケースごと所在不明になっていることが発覚。12月中旬に問題を公表して、謝罪していた。今後は定期的に管理状況を報告してもらう再発防止策を講じる。
仮に代替品を発注したとしても間に合わなかったため、今年の大会ではホンダに優勝旗は授与されなかった。富士通は「大変栄誉あるものをお預かりしていたにもかかわらず、このような事態を招いたことを深く反省するとともに、改めて関係者の皆さまにおわび申し上げます」とコメントした。ホンダと歴代優勝チームには既に謝罪したという。





