名コーチ川本和久氏が死去 池田久美子ら5人の日本記録保持者を育成 福島大陸上部

 福島大の陸上部監督として多くの日本代表選手を育てた川本和久(かわもと・かずひさ)氏が11日死去した。福島大が発表した。64歳。すい臓がんで闘病中だった。佐賀県伊万里市出身。

 米国留学でカール・ルイス(米国)を教えたトム・テレツ氏に学び、独自の指導法を確立。勧誘などに制限のある国立大で強豪選手を次々と育成し、名コーチとして知られた。

 89年に入学した雉子波(現姓二瓶)秀子が95年に200メートルで日本タイ、2001年に100メートルで日本記録(ともに当時)を樹立。400メートル障害では吉田真希子、久保倉里美、400メートルでは丹野(現姓千葉)麻美が日本記録をマークした。走り幅跳びの池田(現姓井村)久美子を合わせて、5人の日本記録保持者を育てた。

 女子1600メートルリレーに日本が初出場した北京五輪は久保倉、丹野ら4人のメンバー全員が門下生だった。

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