阿炎 ようやく妻子と同居「あらためて守っていかなきゃいけないと」意気込み新た

 大相撲夏場所(8日初日、両国国技館)に臨む関脇阿炎(錣山)が2日、電話取材に応じ「調整はすごく順調に進んでいると思う」と手応えを口にした。

 2場所連続で優勝争いを演じた後、新関脇として臨んだ先場所は千秋楽で何とか勝ち越し。「研究されている」と感じたという。相手の対策を上回るべく、さらなる体幹の強化に着手。体が起きないように低い姿勢を保つことを意識して、稽古に取り組んでいる。

 念願だった妻子との同居も、先月末にスタート。一昨年7月にガイドライン違反が発覚して3場所出場停止などの処分と部屋での生活を義務づけられ、新婚直後から別居していた。「本来の形に戻れてうれしい。あらためて守っていかなきゃいけないなと思いますし、気持ちはすごくいい方向に向いている」と意気込みも新た。長女の世話について「お風呂を担当しています」とうれしそうに“パパの顔”を見せつつ「安心させるためにも、強い自分を家族に見せられたら」と自覚がさらに増した様子だった。

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