北口榛花が優勝 3カ月のリハビリ乗り越え「去年よりいい状態」陸上・木南記念

 女子やり投げ決勝で、61メートル20で優勝した北口榛花(撮影・吉田敦史)
 女子やり投げ決勝で、61メートル20で優勝した北口榛花(撮影・吉田敦史)
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 「陸上・木南道孝記念」(1日、ヤンマースタジアム長居)

 女子やり投げで66メートル00の日本記録保持者で東京五輪代表の北口榛花(24)=JALが、61メートル20で優勝した。1投目でこの日最長を記録し、5投目でも60メートル47と、60メートル台を2本そろえた。

 「今季初めて60メートルを超えられたのでその点はよかった」と北口。一方で「61、60メートルともやりがカーブして飛んでいった。そこを修正すればもっと飛ぶはず」と課題も掲げた。

 長いリハビリを乗り越えて挑むシーズンだ。東京五輪では、日本勢として57年ぶりに決勝に進出した。しかし、左腹斜筋の肉離れを発症し、決勝は12位。その後も左脇腹の痛みが続き、秋から冬にかけて約3カ月は練習ができなかった。

 「2カ月くらいはウオーキング、最後の1カ月はジョギングだけだった」と体力維持につとめ、1月からやりを持った。苦しい時期も「下半身は強くなった。去年よりいい状態なので筋力が落ちたとは思わない」と前向きに捉えている。

 数日前に師事するチェコ人コーチが来日。直接指導を受け「一人じゃなくてコーチと話せた。今日は試合が楽しかった」とトレードマークの笑顔を咲かせた北口。今季は「世界大会のファイナリストになりたい」と力強く話した。

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