柔道・五輪代表の向翔一郎“自爆”で一本負け 小川ジュニアほんろうも悪癖「もったいない」
「柔道・全日本選手権」(29日、日本武道館)
体重無差別で争われ、東京五輪男子90キロ級代表の向翔一郎(26)=ALSOK=は初戦を突破したものの、3回戦は小川雄勢(25)=パーク24=に隅落としで一本負けした。
向はスピーディーかつトリッキーな動きで、自身より体重が40キロ重い小川をほんろう。捨て身技で相手を崩す場面もつくるなど優位に試合を進めていたが、相手の背中を両腕で抱いて投げにいったところで体勢を崩し、相手に体を浴びせられる形で「一本」を奪われた。
持ち味は発揮したが、殊勲の勝利を挙げることはできず「今日調子がよかったんで悔しいですね」と頭を抱えた向。爆発力の一方、掛け急いで“自爆”する悪癖がまたも発露してしまい、「もったいなかった。いや、(この試合は)いけたよ(笑)。悔しい。もうちょっと(長く)試合したら展開が変わったが、世界選手権もそうだし、東京五輪もそうだし、(我慢できなくて)なんも成長してないなと。(派手な柔道をしてしまう)エンターテイナーなんでしょうね」と自虐した。
東京五輪でメダルを逃し、再起戦となった3日の全日本選抜体重別選手権では初戦敗退。今年の世界選手権、アジア大会の個人代表は逃している。「選抜で負けてやる気を見失っていたが、今日は楽しくて、柔道を頑張ろうと思った」と希望を見いだした様子。今後については「1個ずつ愚直にやっていくのが自分の目標。先を見ずに、目の前の試合を頑張る」と語った。





