五輪王者橋本大輝が圧巻2連覇 唯一全種目14点以上で2位に約3点差圧勝 2位神本

 つり輪の点数に笑顔を見せる橋本(撮影・高石航平)
記念撮影する(左から)2位の神本、1位の橋本、3位の土井(撮影・高石航平)
 つり輪のできにガッツポーズを見せる橋本(撮影・高石航平)
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 「体操・全日本個人総合選手権」(24日、東京体育館)

 男子決勝が行われ、予選1位だった東京五輪2冠王者の橋本大輝(20)=順大=が2日間合計174・161点で、2位に約3点差をつけ、大会2連覇を達成した。予選2位の神本雄也(27)=コナミスポーツ=が順位を守り2位。予選7位の土井陵輔(20)=日体大=が3位に入った。

 予選3位通過の岡慎之助(18)=徳洲会=は一時2位に浮上したが、跳馬の着地で右足を痛めてうずくまった。その後、平行棒も演技したが、再び着地で右足を痛めて、最後の鉄棒は棄権した。

 ただただ、五輪王者の強さが光った。前半の床、あん馬、つり輪をきっちりとまとめきると、跳馬ではロペスを完ぺきに決めて14・966点をマーク。最終種目の鉄棒では、今大会で初めて組み込んだリューキン、カッシーナ、コールマンなど離れ技を完ぺきに決め、15・433をマークした。

 予選は平行棒の落下などのミスがあり、一時は前半8位から後半巻き返しての逆転1位だったが、決勝では唯一6種目すべて14点以上の得点を並べる盤石の演技で改めて国内敵なしを印象付けた。

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