卓球・石川佳純 現役異例の全国47都道府県ツアー開始「直接会いたい」ファンに恩返し

 イベントで子供たちと交流した石川佳純
 交流イベントで子供たちにサインを書いて手渡す石川佳純(左)
 交流イベントで子供に卓球を指導する石川佳純(奥)
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 卓球女子で東京五輪団体銀メダリストの石川佳純(29)=全農=が16日、「石川佳純 47都道府県サンクスツアー」と題した自身の交流イベントの第1回を福島県喜多方市で開催した。地元の子供たち50人にプレーを指導し、東京五輪のメダルに直接触れてもらう機会も設けた。「応援してくれた方に少しでも恩返しできたらと。まだ現役生活を頑張っていきたいので、自分自身も(交流を通して)もっともっと頑張ろうというパワーにしていきたい」と語った。

 現役アスリートとしては超異例となる全国行脚になる。石川自身、全国を回ってファンと交流するという構想を以前から温めていたといい、東京五輪が終わったタイミングでスタートすることとなった。「その場所に行ってしか感じられないことや、(ファンに)直接お礼を言いたい気持ちもある。長い間卓球をやってきて、たくさんの方に支えてもらい応援してもらったので、今までの感謝を込めて色んな方に直接会いに行きたいという気持ちが大きかった」と、ツアーの趣旨を明かした。

 福島で行われた初回は来場した50人の子供全員とラリーを打ち合い、最後にはサイン会も実施。卓球界のスターと間近に会える格好の機会とあって、参加者全員が目を輝かせた。石川は「なるべく全員に自分の打っているボールを体感してもらうことを大切にしていきたい」と話し、「現役のうちに(自分の)プレーを見てくれている子供たちが(すぐに)サンクスツアーに来て、会って刺激になってくれたらうれしい。自分もまだまだ(現役を)頑張りたいという刺激を今日ももらったし、自分にとっても有意義な時間」と笑った。

 次は6月に大阪、奈良で開催予定。残り46都道府県という長丁場に向けて、「もちろん現役なので練習もあるし、すぐにハイペース(で回るの)は難しいが、時間がかかっても全国を回れるように。楽しみにしている」と声を弾ませた。

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