バレー男子代表のブラン監督「時間は取り戻せません」合宿できない大学との調整に苦慮

 日本バレーボール協会は4日、今季の男子日本代表チーム登録メンバーの35人を発表し、オンラインで記者会見を行った。フィリップ・ブラン監督(61)は「今年は、4月から合宿に参加できない、何人かの有望な選手がいることを残念に思っています。新型コロナウイルスの影響もありますが、何よりも課題なのは大学のカリキュラムです」と明かした。

 ブラン監督が問題視するのは4月から新年度が始まる、日本の大学の制度。今季の登録メンバーには大学生8人が選出されたが、ガイダンスや履修の授業が必須である場合が多く、合宿参加が難しい部分があるという。実際に4月14日から予定している合宿では、Vリーグの決勝が17日ということも影響し、最初から全員が参加することはないという。

 指揮官は「4月と5月に代表チームとともに強度の高いトレーニングができなければ、シニアA、世界選手権出場チームに入れる可能性はわずかしかありません」と強調。「フランスのことわざを紹介します。無駄にした時間はもう取り戻せません」と厳しい言葉で問いかけていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス