坂本花織が涙の世界女王「自分自身を信じてやってきて良かった」」日本女子8年ぶり
「フィギュアスケート・世界選手権」(25日、モンペリエ)
女子フリーが行われ、坂本花織(シスメックス)が155・77点、合計236・09点で初優勝を飾った。日本女子では2014年浅田真央以来8年ぶりで通算6人目。SP、フリー、合計の全てで自己ベストを更新した。表彰台の真ん中で君が代を聞きながら、ぽろぽろと涙を流した。
坂本は全てのジャンプを着氷し、全ジャンプで1点以上の加点を獲得。スピン、ステップも全て最高評価のレベル4と、圧巻の演技を披露した。右手を前へと出すフィニッシュポーズを決めると、そのまま右の拳を握ってガッツポーズ。喜びをかみしめた。
「五輪の1カ月後に世界選手権があって、調整が今まで以上にキツくてどうなるかなって思ったけどやりきれて。このメダルにはすごく価値がある」と坂本。「自分自身を信じてやってきて良かったと感じた」と振り返った。
樋口新葉(明大)は2度の転倒などで得点を伸ばせずフリー121・12点、合計188・15点で11位。河辺愛菜(木下アカデミー)は182・44点で15位だった。