坂本花織「え~っ!!」驚きの自身初80点台で首位発進「めちゃくちゃうれしい」フィギュア世界選手権
「フィギュアスケート・世界選手権」(23日、モンペリエ)
開幕し、女子ショートプログラム(SP)が行われた。北京五輪銅メダルの坂本花織(シスメックス)は80・32点で首位発進した。得点が表示されると「80!?え~っ!!」と驚きで目を見開き、全身を震わせた。
坂本は演技後半の3回転フリップ-3回転トーループなど全てのジャンプを着氷。スピード感たっぷりで雄大な「グラディエーター」を表現した。自身初の80点台で、2月の北京五輪でマークしたベストスコア79・84点を更新した。
「スピードにも乗れたし、ジャンプもなんとかはまったので今日は良かった」と坂本。得点を見たときの感情は「驚き・喜び・驚き・喜びみたいな感じで。交代交代に脳内を駆け巡ってた」と言い「めちゃくちゃうれしいです」と笑った。
2月の北京五輪では銅メダルを獲得。「人生においての1番の目標だったので、その夢がかなって、本当に、これからどうしていこうか、初めてこんなにすごく悩んだ」という。「メダルを取ってうれしい気持ちももちろんあるけど、重荷に感じる場面もよくあって。この3週間うまくいかないことの方が多かった」と振り返った。
それでも、懸命に気持ちを切り替えて迎えたこの世界選手権。五輪の成績、ベストスコアはともに今大会出場選手中トップだ。自身初の世界選手権メダル獲得はもちろん、金メダルも視野にフリーへ向かう。
女子フリーは日本時間26日深夜2時から行われる。優勝すれば、日本女子では2014年の浅田真央以来、8年ぶりとなる。





