東京五輪代表畠田瞳が現役引退へ 4月全日本最後に 体操女子中心選手引退続く

畠田瞳=2021年
畠田瞳=2021年
畠田瞳=2021年
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 体操女子東京五輪代表の畠田瞳(21)=セントラルスポーツ=が22日、インスタグラムで4月の全日本選手権を最後に現役を引退することを発表した。「この度、私は4月の全日本体操個人総合選手権をもって現役の選手を引退するという、人生のひとつの区切りを付けさせたいただくことになりました。近年、新型コロナウイルス感染拡大によって様々な大会や遠征が中止、延期になるなどこの先の見通しがつかない状態でのモチベーションを保つのが難しいことと、昨年の世界選手権での怪我が重なりこのような決断に至りました」と、理由をつづった。

 92年バルセロナ五輪銅メダリストの畠田好章氏を父に持つ畠田は抜群の安定感を誇る演技で、近年エースの村上茉愛に次ぐ存在に成長。東京五輪団体戦5位に貢献した。昨年10月の世界選手権(北九州)では個人総合予選を4位で通過したが、練習中に首を負傷し、中心性脊髄損傷・頸椎打撲と診断され、決勝を棄権した。

 家族や周囲への感謝をつづった畠田は「1カ月後の全日本が最後の演技になります。怪我がまだ完全には回復していない為、全種目出場とはなりませんが今できる最大限の演技で皆様に少しでも恩返しができるように頑張りたいと思います」と、最後の大会へ意気込んだ。

 体操女子は昨年の世界選手権でエースの村上茉愛が引退。4月の全日本では、12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪代表の寺本明日香も引退を表明しており、中心選手が相次いで第一線から退くことになった。

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