19歳の長崎美柚、伊藤美誠から金星で涙 最強世代に挑戦状「自分もやればできる」

 女子シングルス準々決勝で長崎美柚(手前)に敗れた伊藤美誠
 女子シングルス準々決勝で長崎美柚(手前)に敗れた伊藤美誠
 女子シングルスで4強入りした長崎美柚=アリーナ立川立飛
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 「卓球・ライオンカップ・トップ32」(5日、アリーナ立川立飛)

 第1回パリ五輪代表選考会として行われた。女子準々決勝で、長崎美柚(みゆう、19)=日本生命=が、東京五輪混合ダブルス金メダルの伊藤美誠(21)=スターツ=を4-2で撃破し、準決勝に進出。4強入りを果たし、世界選手権団体戦(9~10月、中国・成都)の代表も決めた。

 長崎は日本女子のエースから大金星を奪うと、コート上で飛び跳ねて歓喜した。さらに、ダブルスで世界1位にも輝いた相棒の木原美悠(みゆう、17)=エリートアカデミー=も五輪代表の平野美宇(日本生命)を破って、初の世界切符を獲得。2人は泣きながら抱き合って喜び、「“Wみゆう”で世界選手権に行けるので、とてもうれしい」と声をそろえた。

 長崎はパワフルな打球が持ち味のサウスポー。18年世界団体は推薦で代表に選ばれたが、試合での出番はなかった。

 2学年上の伊藤、平野、早田ひな(日本生命)の最強トリオは高い牙城となるが、パリ五輪に出場するには倒さないといけないライバル。長崎は「2000年生まれの3人は小学生時代から強くて、何でこんなに(自分と)差があるんだろうと思ったりもしていた。今までは『すごいな、すごいな』と思っていたが、自分もやればできると念頭に置いて、(3人は)強いんですけど、先輩たちのようにカッコいい選手になりたい」と闘志を燃やした。

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