北京パラ 急転除外にロシア反発「恥ずべき決定」CASへ提訴も タス通信報道

 国際パラリンピック委員会(IPC)が3日、中立選手としての参加を容認していた北京パラリンピック(4日開幕)からRPC(ロシアパラリンピック委員会)、ベラルーシの選手を一転して除外することを決定したことを受けて、ロシア側が反発した。

 国営通信社「タス通信」によると、ロシア連邦のドミトリー・ペスコフ報道官は「この決定は恐ろしい。恥ずべき決定だ。IPCを強く非難する」と、批判した。また、オレグ・マティシンスポーツ大臣は「IPCによる我々のチームの排除はアスリートの権利と五輪憲章の重大な違反です。すでに彼らは大会に到着していた。とても容認できない」とし、「近い将来、訴訟を起こすための準備をしている」と、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴を示唆した。

 IPCはロシアによるウクライナ侵攻を受けて、2日に理事会を開催し、両国選手の中立選手としての参加容認を決定したが、多数のパラリンピック委員会、選手らが批判。再考を求める圧力が強まり、撤回を強いられた。

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