柔道ウルフ・アロン人気、柔道教室サプライズ登場で子供歓喜 得意技は魚さばき?“返し技”も一本

 オンライン柔道教室にリモート参加したウルフ・アロン(画面)と、実演する鈴木桂治監督(左)。右はドンマイ川端
 オンライン柔道教室にリモート参加したウルフ・アロン(画面)。左は野村忠宏氏、右は日本男子の鈴木桂治監督
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 柔道男子100キロ級で東京五輪代表のウルフ・アロン(25)=了徳寺大職=が23日、五輪3連覇の野村忠宏氏(47)が主催する「野村道場」の柔道教室に特別講師としてオンラインで参加した。人気者のサプライズ出演とあって、参加した小中学生30人は歓喜した。

 この日は横浜武道館からのオンライン中継で、現地からは野村氏、日本男子代表の鈴木桂治監督(41)というレジェンド2人が参加。野村氏が背負い投げ、鈴木監督が小外刈りなど、それぞれの得意技のコツを指南した。

 後半、最近テレビ番組などでもおなじみとなったウルフが登場すると、事前に知らされていなかった子供たちは一様に拍手で歓迎。得意技の大内刈りについて質問が相次ぎ、入り方やタイミングなどを丁寧に説明した。遠隔での指導とあって「リモート(イベントへ)のリモート(出演)なので難しい」と頭をかきつつ、持ち前のトークスキルでわかりやすく教えていた。

 親しみやすいキャラクターも知られており、自身のYouTubeチャンネルでは魚の3枚おろしなども披露しているウルフ。ある小学生からは「大内刈りよりも魚をさばく方がうまい」と言われ、「ウソでしょ」と苦笑いする場面も。司会者から「魚をさばいてもらった金メダルじゃないですよ」とフォローされると、「人をさばいてもらったヤツ(金メダル)です」と当意即妙に返し、笑いを誘っていた。

 自身は24年パリ五輪を見据え、4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)での実戦復帰を予定している。ただ、まだ主戦場の100キロ級で戦うには、シルエットがふくよかな様子。鈴木監督から「久しぶりに見たら太ってるな」と突っ込まれたが、「人って見た目じゃなくて中身なので。今は絶賛減量中」とおどけつつ、徐々に牙を研いでいる様子だった。

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