大関正代ら関取9人、親方11人がコロナ感染 初場所後の累計感染者252人に

 日本相撲協会は9日、大関正代、小結明生ら関取9人、陸奥親方(元大関霧島)ら親方11人が、新型コロナウイルスに感染したことを発表した。8日に全協会員を対象とした一斉PCR検査を行っていた。初場所後に確認された協会員(幕下以下力士、行司ら含む)の累計感染者数が252人となったことも発表した。

 現在、各部屋では国や保健所の陽性に準じた隔離を実施。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「現在、252人が陽性ではなく、入院して退院した者もいる。無症状者もいっぱいいる。主には発熱とか、喉の痛みがほとんど。熱も1日くらいでおさまっているみたい。重症者は誰もいません」と説明した。

 角界では先月31日に新大関御嶽海の感染が判明。その後も横綱照ノ富士、大関貴景勝らが感染し、いずれも東京・両国国技館で開催を予定していた6日の日本大相撲トーナメント、11日のNHK福祉大相撲が中止となった。

 9日に新たに発表された感染者は以下の通り。

 関取=大関正代、小結明生、幕内霧馬山、志摩ノ海、宝富士、天空海、千代の国、十両美ノ海、紫雷

 年寄=陸奥親方(元大関霧島)、浦風親方(元幕内敷島)、時津風親方(元幕内土佐豊)、立浪親方(元小結旭豊)、甲山親方(元幕内大碇)、境川親方(元小結両国)、木瀬親方(元幕内肥後ノ海)、小野川親方(元幕内北太樹)、安治川親方(元関脇安美錦)、楯山親方(元幕内誉富士)、勝ノ浦親方(元幕内起利錦)

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