違法賭博の英乃海は1場所出場停止 紫雷はけん責、ともに春場所から復帰

 日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で定例の理事会を開き、違法賭博容疑で埼玉県警に書類送検された木瀬部屋の2力士について、幕内英乃海(32)に1場所出場停止と2カ月の報酬減額20%、十両紫雷(30)にけん責の処分を科すことを決めた。師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)は、八角理事長(元横綱北勝海)から厳重注意を受けた。

 2人は昨年7月と8月の2回、埼玉県草加市内の違法スロット店で賭博行為におよんだ。協会のコンプライアンス委員会の調査に事実を認めていた。

 処分は賭博が常習的ではなく、金額も10万円未満だったこと、初場所は木瀬親方の判断で謹慎休場したことなども踏まえて決定。出場停止は初場所を充て、英乃海は春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)から復帰する。

 芝田山広報部長(元横綱大乃国)によると、処分を言い渡された英乃海は「大変申し訳ありません。またしっかり稽古に精進します」と謝罪。八角理事長は「若い者を指導する立場にあって、何をやっているんだ」と厳しく叱ったという。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス