張本美和 2種目で4強入り 混合ダブルス決勝で兄妹対決も現実味「楽しみ」
「卓球・全日本選手権」(26日、東京体育館)
ジュニア女子の準々決勝が行われ、張本智和(18)=木下グループ=の妹・美和(13)=木下アカデミー=が自身最高の4強入りした。5回戦では平野美宇(日本生命)の妹・亜子(山梨・甲府西高)と五輪代表の妹対決を3-0で制した。張本美は混合ダブルスでも準決勝進出。同じく張本智、早田ひな(日本生命)組も4強入りを果たし、27日に行われる決勝では、きょうだい対決の可能性が浮上した。
張本美は2種目で4強入りを決めた。混合ダブルスでは決勝で兄・智和と対決する可能性が現実味を帯びてきた。4回戦の前に兄に「負けないでね」と声を掛け合い、ともに有言実行。初のきょうだい対決に「楽しみ。試合の面でも技術の面でも負けないように」と待ちわびた。
ジュニア女子でも準決勝進出に「残れて良かった」と安どした。過去は全て4回戦敗退しており、自己最高を更新。迎えた平野亜との5回戦は終始、圧倒のストレート勝ち。完勝したものの、相手のプレーに「いろんなサーブがあって、レシーブにミスがでた」と称えた。
今大会は4種目に出場し2日連続で6試合を戦い抜いてフル回転。試合の合間は補食や仮眠を取り、体力回復を図ってきたが「正直、体は疲れている」と本音ものぞかせた。ジュニア女子も優勝まであと2つ。「狙っている。一球一球、集中して勝ちたい」と闘志を燃やした。