卓球 張本智和と妹・美和“きょうだい対決”現実味「できたらいいね」混合複ともに4強

混合ダブルスで準決勝進出を決めた張本智和(右)・早田ひな組=東京体育館(撮影・西岡正)
混合ダブルスで準決勝進出を決めた張本智和(右)・早田ひな組=東京体育館(撮影・西岡正)
混合ダブルス4強進出を果たした張本美和(手前)・田添健汰組(撮影・西岡正)
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 「卓球・全日本選手権」(26日、東京体育館)

 混合ダブルス準々決勝まで行われ、世界選手権銀メダルの張本智和(木下グループ)早田ひな(日本生命)が2試合を勝ち進んで4強入りした。張本の妹・美和(13)=木下アカデミー=も田添健汰(木下グループ)とのペアで準決勝に勝ち進み、ともに決勝まで進めば“きょうだい対決”が実現する。尊敬し合う5学年差の2人が、公式戦初の対戦を心待ちにした。

 兄の智和は、混合ダブルスで初戦から苦戦続きながらも地力で勝ち切った。「妹も(4強に)勝ち残っているので、妹に負けられないプライドもある。明日は2勝して優勝できるように」と力を込め、「(美和は)僕から見てもトップ選手のようなプレーも多くなっている。妹というより、一人の強い女子選手として見ている。決勝で戦えたら最高」と切望した。

 きょうだいでの頂上決戦が現実味を帯び、準々決勝の試合前には「決勝で(対戦)できたらいいね」とエールを交換し合ったという2人。美和は「(決勝対決は)たぶんできると思います」と笑いながら、「本当にやれたら楽しみだが、気合の面でも技術の面でも負けないように頑張ります」と五輪メダリストの兄に対抗心を燃やした。

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