「大関御嶽海」26日誕生 伝達式の口上、簡潔に決意込める
大相撲初場所で3度目優勝を果たした関脇御嶽海(29)=出羽海=の大関昇進が26日、春場所(3月13日初日・エディオンアリーナ大阪)番付編成会議と臨時理事会で正式に決まる。昇進決定後に両国国技館から使者が派遣され、東京都墨田区の出羽海部屋で昇進伝達式が行われる。口上に関し「シンプルにいこうかな。難しいことは言わないと思う」と24日に語っていた。簡潔な言葉に決意を込めることになりそうだ。
先人大関たちの口上では貴景勝が「武士道精神」と発し、正代は「至誠一貫」という四字熟語に思いを込めた。四字熟語は「若貴兄弟」でおなじみ。貴ノ花(後の横綱貴乃花)が「不撓不屈」、兄の若ノ花(後の横綱3代目若乃花)は「一意専心」を用いた。
長野県出身力士の大関誕生は江戸時代の1795(寛政7)年、天下無双とされた伝説的な強豪の雷電以来で227年ぶり。歴代最多の横綱9人を生んだ出羽海部屋からは1975年九州場所後の三重ノ海以来の新大関となる。





