小林陵侑 W杯今季5勝目 ジャンプ週間開幕2連勝 完全制覇の再現期す

 「ノルディックスキー・ジャンプ男子W杯」(1日、ガルミッシュパルテンキルヘン)

 ジャンプ週間第2戦を兼ねて行われ、小林陵侑(25)=土屋ホーム=が合計291・2点で制し、ジャンプ週間2連勝とした。W杯は3連勝で今季5勝目、通算24勝目。W杯個人総合でもトップに浮上した。1回目に143メートルで首位に立つと、2回目は135・5メートルで逃げ切り、3季ぶりのジャンプ週間総合優勝に前進した。

 わずか0・2点差とはいえ、飛躍の完成度の高さを物語る小林陵の優勝だった。「(1回目の)貯金が生きたし、2回目も緊張した中で動き自体はそんなに悪くなかった」。北京五輪イヤーの初戦で最高の滑り出しを見せ、晴れやかに笑った。

 飛距離だけなら2位アイゼンビヒラー(ドイツ)に合計6メートル及ばなかったが、2回目はライバルに比べて飛距離の出にくい1段低いゲートからの飛躍。きっちりテレマーク姿勢を入れ、総合力で上回った。

 「(前回ジャンプ週間を制した)19年は調子よく、ずっとできていた。今はもっと自分のジャンプを理解しながらできている」と語る表情には自信が漂う。3季前の完全制覇(4戦全勝)の再現を期す。

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