サーフィン・松田詩野「今までにない濃厚な1年」五輪出場逃し「苦しくも長くも感じた」

サーフボードを持ち写真に応じる松田詩野
取材に応じる松田詩野
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 サーフィン女子の松田詩野(19)が27日、神奈川県藤沢市の「BILLABONG STORE 湘南」で報道陣の取材に応じ、今年を「すごく苦しい部分もあった。長くも感じたけど、今までにない濃厚な1年」と振り返った。

 夢舞台まであと一歩に迫った1年を、松田らしい落ち着いた口調で語った。「終わってみればあっという間だったけど、長くも感じて、苦しい時もあった」-。東京五輪出場を懸けた6月の五輪最終予選。当時“条件付き”の五輪代表権を持っていた松田は、有利な立場でこの大会を迎えていた。上位を目指したが、結果は日本勢3番手の41位タイ。日本勢上位2人が結果を残したため、その“条件”は達成されず、ほぼ手中に収めていた五輪代表権は幻に変わった。

 「応援してくださってた方々のことを考えると期待に応えられなかったなとか、そこが一番悔しかった」。“条件付き”の五輪代表権を獲得した19年9月から、日本サーフィン界でトップの注目を浴びてきた。背負った思いも、五輪出場への気持ちも大きかった。

 五輪最終予選から半年がたった。現在は「その経験があったからこそ必要なことが明確になった。全ての経験が目標への強い原動力に変わった」と前を向いている。「(3年後の)パリ五輪に向けてサーフィンだけに集中してる」。夢破れた1年を、決して無駄にはしない。

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