17歳・河辺愛菜 五輪代表入り NHK杯補欠出場から“ミラクル”大逆転
「フィギュアスケート・全日本選手権」(26日、さいたまスーパーアリーナ)
フィギュアスケートの北京五輪代表選考で、3枠を争った女子は前日に2度目の頂点に立った坂本花織(21)=シスメックス=が既に決定。残り2枠は2位の樋口新葉(20)=明大、3位の河辺愛菜(17)=木下アカデミー=に決まった。
クリスマスの夜に奇跡を起こした“シンデレラガール”に、1日遅れのプレゼントが届いた。17歳河辺が女子最後の1枠に滑り込み、五輪代表入り。緊張の面持ちで上がった記者会見の壇上。「選んでいただいて、うれしい気持ちもありますが、努力不足も感じている。一生懸命練習して、少しでも実力を上げたい」と、重みをかみしめるように話した。
無欲に、強気に挑んだ結果だった。SPに続き、フリーでも大技トリプルアクセルを成功させ、全日本で初めて表彰台を死守した。本人は「まさか3位に入れるとは、ビックリです。うれしいとビックリが混ざってる」と目を丸くしていたが、選出の理由について竹内洋輔フィギュア強化部長は「五輪に向けて若い選手に頑張ってもらう必要があると感じた。競技力も申し分ない。トリプルアクセル?それもあると思います」と明かした。
名古屋出身で、元世界女王の浅田真央さんに憧れて、6歳で競技を始めた。中学1年生の時に世界を目指せる環境を求めて、浜田美栄コーチに指導を仰ぐため、母と弟とともに京都へ。着々と力を付けた。ただ、昨季の時点では全日本6位、代表争いは蚊帳の外だった。GPも今季は1戦のみの予定だったが、紀平の欠場で直前に補欠から繰り上がった11月のNHK杯で2位となり急浮上し、そのまま夢舞台へ駆け上がった。まさにシンデレラストーリー。クリスマスに自らかけた魔法は、0時を過ぎ、1日たっても解けなかった。





