羽生結弦が圧巻111・31点SP首位 4回転成功で「落ち着いて演技」252日ぶり実戦

SPを終えた羽生結弦(撮影・堀内翔)
メッセージの前を通る羽生結弦(撮影・堀内翔)
SPで躍動感のある演技を見せる羽生結弦(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(24日、さいたまスーパーアリーナ)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪2連覇の羽生結弦(27)=ANA=が252日ぶりとなる公式戦での演技を披露した。冒頭の4回転ジャンプを含め、圧巻の演技を披露し、111・31点をマーク。首位に立った。

 SPのプログラムは「序奏とロンド・カプリチオーソ」。清塚信也氏が編曲したピアノのしらべに乗って、演技を始めた。冒頭の4回転サルコーは美しく着氷。4回転トーループ-3回転トーループの連続ジャンプも降りた。

 スピンを経て、後半の3回転アクセルも力強く跳び着氷した。演技を終えると、自分の胸の前で拳を握り、小さくうなずいた。

 キスアンドクライでは、頭を下げて「ありがとうございました」と発した。点数を確認すると、何度もうなずき、頭を下げていた。

 演技後の取材には「非常に大きく耐えてしまったジャンプもあったんですけど、4A(クワッドアクセル)やってきたこともあって。先シーズンの世界選手権と違って、かなり他のジャンプもしっかり練習してこれたので、そういう点があそこの土壇場で生きてくれたのかなと思っています。サルコージャンプ、アクセルジャンプに関しては非常にコントロールされたジャンプだったと思っています」と振り返った。

 冒頭の4回転サルコーは同会場で失敗した記憶もあったこともあり、緊張もあったというが、「最初の4回転サルコーがきまった段階で、少し落ち着いて演技できたのではないかなと思います」と語った。フリーへ向けては「もちろん4回転半のジャンプを挑戦するつもりでいるので」とした上で、「まずは公式練習。最後の最後までけがしないようにということを気を付けながら。体の集中力を高めながら、フリーに向けて頑張りたいと思っています」と結んだ。

 羽生は右足首の負傷のため、今年4月の国別対抗戦以来となる公式戦となっていた。

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