やむを得ないGPファイナル中止 全日本選手権へ練習時間を確保できるメリットも

 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の影響で、フィギュアスケートのGPファイナル(9~11日、大阪)を中止することが2日、決まった。

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 世界中でオミクロン株の感染が急拡大している状況を鑑みれば、海外から複数の国の人が一挙に集まる国際大会中止の判断は、やむを得ないだろう。

 GPファイナルは世界トップの選手が集うだけに、五輪前哨戦とも言われる。世界での今の立ち位置を知れる舞台を失うことは選手にとって惜しいと思う。1週間前の中止決定は、モチベーションの維持も難しいだろう。

 ただ予定通り大会が実施された場合、年末の全日本選手権まで調整期間は中1週。中止によって練習時間を十分に確保できるメリットもある。

 前向きに受け止め、代表切符獲得へ気持ちを保ち、心身両面の調整を図ってほしい。その上で、全日本選手権では各選手が最高のパフォーマンスを発揮することを期待したい。(デイリースポーツ・フィギュアスケート担当・國島紗希)

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