照ノ富士が初の全勝で優勝に花「本当に嬉しく思う」貴景勝は12勝3敗

 八角理事長(左)から賜杯を受け取る照ノ富士
 照ノ富士(手前)が押し出しで貴景勝を下す
 貴景勝を押し出しで下し、懸賞金を受け取る照ノ富士
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 「大相撲九州場所・千秋楽」(28日、福岡国際センター)

 14日目に2場所連続6度目の優勝を決めている横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)は大関貴景勝(常盤山)を下し、初の全勝で優勝に花を添えた。

 全勝優勝に「いままでできなかったことですから、できたことは本当に嬉しく思います」と喜びを口にした。

 突き放す相手に対し土俵際まで下がったが盛り返す。中央でいったん離れてにらみ合い。のどわで弓なりにされたが、こらえた。相手の攻めを受けきると、苦し紛れの引き技に乗じて前へ。最後は押し出した。

 四方に礼をして、優勝力士インタビューに応じた。「久しぶりの九州場所だから、開催できることを有り難く思って土俵に上がっていました。みなさんの応援のおかげで土俵に上がるとき自信をもっていつもやっています」と九州のファンに感謝の言葉を述べた。

 貴景勝は12勝3敗で今場所を終えた。

 また、多彩な技で沸かせた前頭7枚目の宇良(木瀬)が初の三賞となる技能賞。優勝争いを演じた再入幕の前頭15枚目・阿炎(錣山)が3回目の敢闘賞。11勝目を挙げた前頭2枚目の隆の勝(常盤山)も敢闘賞をそれぞれ受賞した。

 関脇御嶽海(出羽海)は大関正代(時津風)を下し11勝4敗。正代は9勝6敗だった。前頭12枚目の北勝富士(八角)は11勝目。前頭筆頭の大栄翔(追手風)、若隆景(荒汐)はそれぞれ勝ち越しを決めた。前頭4枚目の遠藤(追手風)も勝ち越した。

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